東北大学 2026年度 前期日程 理系
第2問 整数の解答・解説
平方剰余・偶奇・mod 4・mod 8・無限降下当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/05
問題文について
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(1) をみたす正の整数の組を1つ求める
答
方針 の左辺を と見て、小さい数で当たりをつける。 なら右辺が で、 がはまる。
(2)そのような組が無数にあることを示す
答( は任意の正の整数)がすべて条件をみたす
方針1つ見つかれば、定数倍がすべて解になる。式が について同じ次数(2次の同次式)だから。
を正の整数とすると、(1) の組を 倍して
が異なれば組も異なるから、条件をみたす正の整数の組は無数にある。
答案で省略しない方がよい点
- 「無数にある」を示すだけなら、互いに素な組を無限に作る必要はない。定数倍で十分。
(3) と が偶数であること、さらに がともに偶数なら が の倍数であることを示す
答平方数を で見ると の偶数性が出る。後半は と置き直して前半を使い直す
方針平方数は で のいずれか。この事実ひとつで前半が片づく。後半は、同じ形の式を小さい組で作り直して前半を適用する(降下法)。
が偶数であること。 は偶数なので 、したがって 。よって は偶数。
が偶数であること。 の偶奇で分ける。
- がともに奇数のとき … 奇数の平方は で だから 、つまり で は偶数
- がともに偶数のとき … とおくと 、つまり は偶数。平方が偶数なら元も偶数なので は偶数
後半。 がともに偶数とし、、さらに前半より と書ける。代入すると
も正の整数で、同じ形の式をみたす。だから前半がそのまま使えて は偶数。よって は の倍数。
検算
をすべて調べると、解はつねに が偶数で も偶数。 がともに偶数の解()では が必ず の倍数になっている。
答案で省略しない方がよい点
- 後半を「 が の倍数だから」と直接押すより、 で割って同じ形に戻し前半を使い直すほうが短い。降下法の型。
- がともに奇数の場合に が要る。 では までしか出ず、 の偶数性に届かない。
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