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東北大学 2024年度 前期日程 文系

第4問 整数の解答・解説

共役な無理数・連立漸化式・数学的帰納法・1次不定方程式当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/13

問題文について

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(1) を正の整数とし、2つの整数 を で定める。 を を用いてそれぞれ表し、さらに の値を求める

答、。、、

を展開し、 が無理数であることから係数を比べる。

を展開すると

である。 は無理数なので、整数 との表しかたは1通りに決まる。よって

である。 から順に計算すると

である。よって

である。

この漸化式で作った は まで と一致した。

(2)等式 が成り立つことを数学的帰納法を用いて示す

答 の符号を反転させた掛け算が、(1) の漸化式をそのまま再現する

を確かめ、 から は (1) とまったく同じ展開をする。 の前の符号が逆になるだけ。

。 なので ✓。

。 と仮定する。このとき

すなわち

である(最後は (1) の漸化式)。よって でも成り立つ。数学的帰納法よりすべての正の整数 で成り立つ。

と は「共役」な数で、足し算・掛け算をしても の符号が入れかわるだけ、という関係が保たれる。

(1) で作った について を計算すると、 まで と一致した。

(3) のとき、 を求める

答

(1)(2) を掛け合わせると が出る。あとは を で書き直せばよい。

(1) と (2) の両辺を掛けると

すなわち

である。

次に を で書く。(1) より である。また のとき (1) を で使うと

なので、辺々引いて

である。したがって

となり

である。

から まで を計算すると で、 と一致した。

を出すところが山場。(1) の2本の漸化式を で書いて引けばよい。

(4)、、 をすべて満たす整数 の組 を1組求める

答

(3) を で使うと という具体的な等式が手に入る。これを出発点にして、 と の倍数を足し引きして範囲に入れる。

(1) より 、 なので、求める式は

である。(3) を で使うと

である( ✓)。両辺に を掛けると

なので は方程式を満たす。ただし範囲外である。

なので、 を に取りかえても方程式は成り立つ。1回ずらすと

となり、、 を満たす。実際

である。よって

が条件を満たす。

もう1回ずらすと で が を超える。したがって範囲内の組はこの1組だけである。また 、 になっているのも偶然ではない。

を全探索すると、 の解は だけだった。

(3) をどの で使うかを考える。 が出てくるのは のときである。

と は互いに素なので、解は と ずつずれて無数にある。範囲に入るものを選ぶ。

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