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東北大学 2024年度 前期日程 文系

第3問 対数・不等式の解答・解説

対数不等式・差をとる・底の変換・整数解の絞り込み当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12

問題文について

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(1) とし、正の実数 が (a) と (b) をともに満たすとき、 を示す

答(a) は と同値で、これから 。あとは (b) に足す

示したい式と (b) の差をとると になる。これが正であることが (a) そのものだ、と見抜くのがこの小問の芯である。

(a) の言い換え。 より なので である。(a) の両辺に を掛けると

である()。両辺とも正なので2乗して

である。 だから底 の対数をとると( は増加関数)

である。

仕上げ。 (b) は である。これに ① を足すと

で、左辺の対数の部分は

とまとまるので

すなわち である。

とおくと、示したのは「 かつ (a) ならば 」である。差 が (a) から正になる、という構図になっている。

と を20万組ランダムにとると、(a)(b) を満たすものすべてで結論が成り立った(反例 0 件)。

(a) の分母は ( ではない)。 と変形できる形になっている。

が増加関数なのは だから。底が より小さければ不等号が逆になる。

(2) を満たす正の整数 をすべて求める

答

小さい を直接調べ、 では成り立たないことを (1) の帰納法で示す。(1) を で使うと なので、 なら (a) が満たされる。

小さい 。 、、 と、 を使う。

  1. : は偽
  2. : は真
  3. : なので真
  4. : は真
  5. : なので偽

では成り立たない。 として (1) を使う。このとき

なので、 ならば (a) は満たされる。そこで「 のとき 」を数学的帰納法で示す。

のときは上で見たとおり である。 で が成り立つとすると、とくに であり、 だから (1) の仮定 (a)(b) がともに成り立つ。よって

となり、 でも成り立つ。したがって のすべてで 、つまり は成り立たない。

以上より、求める は

である。

を全探索すると、 をみたすのは だけだった。

の判定は と の比較。 と を比べれば暗算でできる。

帰納法の出発点は 。 では等号が成り立つので、そこから始めると「」が言えない。

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