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名古屋市立大学 2022年度 前期日程 医学部医学科
名市大医 2022年度 数学の解答・解説
全4問。当サイトで独自に解いた解答・計算過程・詳解・別解を、大問ごとに載せています。
最終更新 2026/10/13
問題文について
大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。医学部医学科の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/13時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。
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第1問 微分法・積分法
増減と凹凸・グラフの形から解の個数・m の n 乗 = n の m 乗 の整数解・面積の計算当サイトの体感難易度:標準
(1) で定義された の増減と極値、 の凹凸と変曲点を調べ、グラフの概形をかく( は使ってよい)
答 で極大値 、変曲点は
商の微分を2回。 と の分子の符号だけ見ればよい。
である。 なので符号は で決まり、 で 、 で である。よって で極大値 をとる。
である。 なので符号は で決まり、 で上に凸、 で下に凸である。よって変曲点は
である。また では 、 なので 、 では である。 で、 では 、 では である。
数値で 、変曲点の 座標 を確かめた。
(2) である自然数の組で を満たすものをすべて求める
答
両辺の対数をとると 、つまり になる。
は自然数なので正で、 の両辺の自然対数をとると
である。(1) より は で増加、 で減少する。 で となるには、 と が をはさんでいなければならない。すなわち で、自然数 は か である。
- … なので 、 となり に反する。
- … なので 。 は で狭義単調減少だから、 を満たす はこれだけである。
実際 で成り立つ。よって
だけである。
を全探索すると、 を満たすのは だけだった。
が の前後で増加・減少に分かれるので、 となる組は「 をはさむ2つ」しかありえない。
(3)曲線 と直線 で囲まれた図形の面積を求める
答
(2) で見たとおり、交点は と の2つだけ。 を使う。
なので、交点の 座標は と である。(1) の増減より、 を満たす はこの2つだけである。
で、 は で最大値 をとり、これは より大きい。よって では曲線が直線の上にある。したがって
である。 なので
で、 だから
である。また なので
である( なので正。値は )。
数値積分すると で、 と一致した。
第2問 平面ベクトル
内心の位置ベクトル・2直線の交点・接点までの長さ・3点が一直線上にある当サイトの体感難易度:やや難
(1)三角形 で辺 の長さを とし、内接円 の中心を とする。 を で表す
答
からの角の二等分線が を に内分し、 がその線分を に内分する、と2段階で進む。
の二等分線と辺 の交点を とすると、角の二等分線の性質から である。よって
である。また なので、三角形 で の二等分線を考えると、 は線分 を
に内分する。したがって
である。
の係数が 、 の係数が と「たすきがけ」になる。頂点 の係数は向かい合う辺の長さ で、3つの係数の和が分母になっている。
乱数で5通りの三角形をとり、この点から3辺までの距離を計算すると、どれも等しかった(差は 台)。
(2)辺 の中点を 、直線 と直線 の交点を 、円 と辺 の接点を とする。 を で表し、 が一直線上にあることを示す
答 で、
直線 は「 の係数の和が 」という直線。これを使うと交点が一気に出る。
、 なので、直線 上の点は
と書ける。つまり直線 は、 の係数の和が になる点の集合である。
とおく。(1) より で、係数の和は である。また で係数の和は である。直線 上の点を
とおくと、係数の和は である。これが になる を求める。 とおくと で
である。このとき なので
となり、 の係数は
で、 の係数は同様に である。よって
である。
次に を求める。頂点 から内接円への2本の接線の長さは等しいので、辺 上の接点までの長さと は等しい。3頂点からの接線の長さを ( の順)とおくと
で、辺々足して だから
である。 は線分 を に内分するので
であり、 だから
である。 が の実数倍( 倍)なので、 は一直線上にある。しかも は線分 の中点である。
乱数の三角形で と の交点を連立で求めると式と一致し、 も成り立った。
は線分 の内部にあるとは限らない。実際 (三角不等式より )なので、 は から見て と反対側にある。
接点までの長さは 。 と取り違えない( 側がそちら)。
第3問 確率
表裏の回数で場所が決まる・4で割った余り・二項係数の和・余事象当サイトの体感難易度:標準
(1)1辺 の正方形 の辺上を、硬貨が表なら 、裏なら だけ動く点 を考える。 は を出発点として時計回り、 は を出発点として反時計回りに動く。硬貨を10回投げて のみを動かしたあと、 が頂点 にある確率をそれぞれ求める
答 … 、 … 、 … 、 …
10回で進む距離は「(表の回数)」。 で割った余りだけで頂点が決まる。
表が 回()出たとすると、進む距離は である。1周が なので、 の位置は を で割った余りで決まる。時計回りに と進むので、余りが のときそれぞれ である。
なので
- (余り )… 、つまり
- (余り )… 、つまり
- (余り )… 、つまり
- (余り )… 、つまり
である。表が 回出る確率は なので
である(合計 で合う)。
ごとに分数のまま集計すると、 になった。
「表なら 」なので、10回で進む距離は から までの値をとる。 から始まらない。
(2)さらに硬貨を10回投げて のみを動かしたあと、 と が異なる頂点にある確率を求める
答
の分布も同じように出し、「同じ頂点にある」の余事象をとる。
も表が 回なら だけ進む。反時計回りに と進むので、余りが のときそれぞれ である。(1) と同じ計算で
である。 と の動きは独立なので、同じ頂点にある確率は
である(順に で一致する場合)。よって異なる頂点にある確率は
である。
と は回る向きが逆なので、 が をとる頂点では は 、というように入れ替わる。そのおかげで和がちょうど になる。
分数のまま掛けて足すと、同じ頂点にある確率は 、異なる頂点は だった。
は 出発で反時計回りなので、頂点の並びが とは違う。 の表をそのまま使わない。
第4問 数列
群数列・累積項数・等差×等比の和・途中で切った和当サイトの体感難易度:やや難
(1)群に分けられた数列 で、第 群の各項は 、項数は である。 を求める
答
第 群までの項数の累計 を求め、 がどの群に入るかを見る。
第 群までの項数の合計は
である。具体的に計算すると
なので である。よって は第9群の項で
である。
第13群まで実際に並べて500番目を取り出すと だった。
(2)第 群の項の総和を とする。 を で表し、 を求める
答、
は(項数)×(各項)。和のほうは で、 倍してずらす。
第 群は が 個並ぶので
である( で となり、、、、 と合う)。
次に を求める。
辺々引くと
である。よって
であり
である。
で、直接の和と式が一致した。
(3) から までの和を求める
答
が第何群かを調べ、「手前の群までの総和」+「その群の途中までの分」に分ける。
(1) の に を入れると
なので で、 は第11群の項である。第11群の中では 番目で、各項は である。
よって求める和は
である。、 なので
である()。
実際に第13群まで並べて先頭 項を足すと だった。
第11群の項数は で、 はその範囲に収まる。群をまたいでいないか確かめる。
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