第1問 微分法
凸関数・導関数の単調性・中間値の定理・ルジャンドル変換当サイトの体感難易度:やや難
(1) を最大にする がただ1つ存在することを示す
答 が狭義単調増加で、値域がちょうど開区間 になることから従う
方針 なので、 の解がただ1つであることを言えばよい。 から は狭義単調増加、両端の極限が なので、 の値域はちょうど になる。
がすべての で成り立つから、 は 上で狭義単調増加。狭義単調増加で連続な関数の値域は、両端の極限で決まる開区間なので
だから、 をみたす が存在し(中間値の定理)、 が狭義単調増加だからただ1つに定まる。
この の前後で の符号を見る。
- では なので
- では なので
よって は まで狭義増加、そこから狭義減少。 は でただ1つの最大値をとる。
答案で省略しない方がよい点
- 「 は単調増加だから の解は高々1つ」だけでは足りない。存在も言う必要があり、そこで極限の条件と中間値の定理を使う。
- から「上に凸だから最大値をもつ」と書くだけでは、最大値をとる点の存在が示せていない。 全体では上に凸でも最大値を持たない関数がある( など)。
(2) が をみたすことを示し、 を求める
答、
方針 を通分した形のまま微分する。分子が の形になり、 で だから、きれいに になる。
商の微分で
極限は、分母・分子を または で割って求める。
よって 。
検算
、。また がすべての で成り立ち、(1) の「値域がちょうど 」と合う。
答案で省略しない方がよい点
- を求めるのに を部分分数などに直す必要はない。通分したまま商の微分をすると、分子が になって一息で終わる。
- 極限は「 だから」と言葉で済ませず、分母・分子を割って形を作ってから取る。
(3)(2) の について、 と を で表す
答
方針 は から出る。 の は、 を通分して1つの分数にまとめると が出てきて、対数が開ける。
すなわち を について解くと
( なので で、対数が取れる。)次に より
したがって となり
を開いて と でまとめ直すと
検算
とすると 、。実際 で合う。 では 、 となり、 を直接計算した値と一致する。
答案で省略しない方がよい点
- を2つの根号のまま残さず、通分して1つにまとめる。ここを通ると が開けて、最後の対称な形まで届く。
- 最後の形は で対称。 は の偶関数になるはずなので、対称でなければどこかで符号を落としている。




