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名古屋大学 2021年度 前期日程 文科系

第2問 指数・対数の解答・解説

底の変換・大小比較・解と係数の関係・3次関数の符号当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/12

問題文について

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(1) について を示す

答底の変換で

底がばらばらなので、まず全部を同じ底にそろえる。そろえれば分子と分母が順に打ち消し合う。

底を (何でもよい)にそろえると、底の変換公式から

である( はいずれも でない)。よって

である。

この が (3) で効く。 のように、逆数が残り2つの積に化けるからである。

数値で になった。

(2) を小さい順に並べる

答

対数の大小は、 と有理数 の比較を と の比較に直すのが基本。 だけは より小さいことがすぐ分かるので先に外し、残り3つを との比較に帰着させる。

が最小。 より なので

である。一方 、、 なので、 がいちばん小さい。

と 。 は と同値で、 だから

である。これは正しいので である。

と 。 は と同値で

である。これも正しいので である。

以上をあわせて

である。

()が増加関数であることを使って、対数の不等式を整数の不等式に落としている。 と という、暗算でできる形まで持っていけるのがこの問題の狙いである。

数値では で、並び順が一致した。

と を直接比べようとすると と のような形にならず苦しい。 を仲立ちにする。

両辺を 乗するときは、両辺が正で が増加であることを前提にしている。

(3)、、 とするとき、 の正負を判定する

答、、

(1) の を使うと に直る。すると は と因数分解でき、あとは3つの因数の符号を (2) の大小から読むだけになる。値を計算する必要はない。

を書き直す。 (1) の から

なので

である。

を因数分解する。 基本対称式がそろったので

の右辺は、 とあわせてちょうど である。したがって

と因数分解できる。 の実数解は の3つで、(2) の を 倍して

すなわち である。

-α-β-γf(-1) < 0f(-1/2) < 0
y = f(x) = (x+α)(x+β)(x+γ) のグラフ。3つの零点は -α, -β, -γ。x = -1 と x = -1/2 は -β と -γ のあいだにあり、グラフは x 軸の下にある。-α と -β のあいだではグラフは x 軸の上にあるが、この縮尺では持ち上がりが見えないので、次の図で拡大する。
f(-3/2) > 0-α-β-3/2
-α と -β のあいだを拡大したもの(縦が横の約40倍の縮尺)。x = -3/2 はこの区間にあり、グラフは x 軸より上にある。f(-3/2) の値は 0.0032 ほどしかない。

符号を読む。 3つの因数 の符号を調べる。

のとき。 だから 、、 で、負が2つなので積は正である。よって 。

と のとき。まず である(、すなわち だから)。また である。したがって

で、 も も と のあいだにある。このとき 、、 で、負が1つだから積は負である。よって

である。

として直接計算すると 、、 で、符号が一致した。

をそのまま で扱うと因数分解に気づけない。 を使って基本対称式の形に直すのが (1) の意味である。

定数項が なので、因数は ではなく になる。符号を取り違えると零点が逆になる。

と については (2) の並びだけでは足りず、 と を別に言う必要がある。

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