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九州大学 2020年度 前期日程 文科系

第4問 確率の解答・解説

素因数の個数・余事象・サイコロ・場合分け当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/12

問題文について

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(1) が の倍数になる確率を求める

答

で、 から のうち を因数にもつのは だけである。よって「 が2個以上出る」確率を、余事象で求める。

のうち で割り切れるのは だけなので、 が で割り切れるのは「出た目に が2個以上ある」ときである。余事象を数える。

  1. が0個: 通り
  2. が1個: 通り

合わせて 通りだから

である( ほど)。

通りを全列挙すると の倍数は 通りで、 だった。

の倍数には が2個必要である。 が1個では足りない。

は で約分して になる。

(2) が の倍数になる確率を求める

答

各目がもつ の個数を数える。 は 個、 は 個、 は 個である。合計が 以上になる確率を、余事象(合計 または )で求める。

各目を素因数 の個数で分類する。

  1. の個数が : の3通り
  2. の個数が : の2通り
  3. の個数が : の1通り

が の倍数になるのは、4個ぶんの合計が 以上のときである。余事象を数える。

  1. 合計 :4個とも 。 通り
  2. 合計 :1個が 、残り3個が 。 通り

合わせて 通りだから

である( ほど)。

全列挙すると の倍数は 通りで、 だった。

は を2個もつ。 が1個出ればそれだけで条件をみたす。目を「偶数・奇数」で分けるだけでは足りない。

は で約分して になる。

(3) が の倍数になる確率を求める

答

なので、(1) と (2) の両方が同時に成り立つ場合を数える。 の個数で場合分けし、残りの目で を2個そろえられるかを見る。

だから、「 が2個以上」かつ「 の個数の合計が2以上」である。 の個数 で分ける。 以外の目は の5通りで、 自身は を1個ももたない。

  1. :残り0個で が足りない。0 通り
  2. :残り1個が を2個もつ必要があるので に限る。場所の選び方 通りで、4 通り
  3. :場所の選び方 通り。残り2個は からで、 の個数の合計が2以上

の「残り2個」を数える。 が を0個(2通り)、 が1個(2通り)、 が2個(1通り)なので、順序つき 通りのうち

  1. 合計 : 通り
  2. 合計 : 通り

で、合計 以上は 通り。よって は 通りである。

合計して 通りだから

である( ほど)。

(1) と (2) の確率を掛けても答えにならない。 が多く出ると を作る余地が減るので、2つの事象は独立でない。実際 で、正しい とは合わない。

全列挙すると の倍数は 通りで、 だった。

を2個以上使うと、 を供給できる目が2個以下に減る。ここが (1)(2) の単純な組み合わせにならない理由である。

(全部 )は で の倍数でない。忘れずに除く。

の残り2個は順序つきで数える。場所の選び方 とは別勘定である。

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