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大学別 数学入試分析

広島大学・文系

広大文系数学の
傾向と対策

2019〜2026年度(8年分)の過去問分析

合格答案をつくる 広島大文系数学 2027の表紙分析からつくった
予想問題集

試験時間120分、大問4題、完全記述式。解答用紙は大問ごとに1枚で、計4枚。数学公式集は配付されない(この点は名古屋大学などと異なる)。

試験時間
120分
大問数
4題
1題あたり
30分
解答形式
完全記述式

よく出る分野(出題された題数)

  • 確率7
  • 微分・積分7
  • 図形と方程式・図形の性質・図形と計量6

広大文系数学の頻出分野

8年分で、その分野が出た題数。棒が長い分野ほど、繰り返し狙われています。

  1. 確率(場合の数と確率)7題

    出ないのは2024のみ。条件付き確率はほぼ毎年、期待値も新課程で復活

  2. 微分・積分(数学II)7題

    3次関数の増減・接線・面積。文字定数入りが基本

  3. 図形と方程式・図形の性質・図形と計量6題

    軌跡、通過領域、五心、正弦定理・余弦定理

  4. 数列5題

    漸化式を置きかえて等差・等比に帰着させる型

  5. ベクトル4題

    2023年以降4年連続。空間の四面体が中心

  6. 三角関数2題

    2021、2025

  7. 整数1題

    整数は新課程で範囲外、データの分析は範囲内

  8. データの分析1題

    整数は新課程で範囲外、データの分析は範囲内

形式は8年間ほぼ不変

試験時間120分、大問4題、完全記述式。解答用紙は大問ごとに1枚で、計4枚。数学公式集は配付されない(この点は名古屋大学などと異なる)。配点は学部・プログラムによって異なり、個別学力検査における数学の配点はおおむね200点〜400点の幅がある。

大問番号は 1〜4 と亀甲括弧で示され、小問は 〜 ないし 〜 である。8年間の小問数は 12〜17題(1年あたり平均約14.6題)で、1小問あたりの持ち時間は8分前後になる。

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年度大問1大問2大問3大問4
2019数列(等比・対数・等差の証明)確率(カードの裏返しと条件付き確率)微積分(曲線上の点列と面積の和)図形と方程式(垂心・内心の証明)
2020微積分(2放物線と共通接線・面積)図形と計量(三角形+長方形の面積の最大)確率(さいころと硬貨・条件付き確率)数列(偶奇で分かれる漸化式)
2021微分(3次関数の極大・絶対値不等式)図形と方程式(放物線上の直交・正方形)確率(さいころと2次方程式)三角関数( の整式表示・値域)
2022整数(7進法と10進法)図形の性質(内接円・重心・垂心・外心)確率(玉の取り出しと条件付き確率)図形と方程式(通過領域・アポロニウスの円)
2023確率( 枚のカードを4回引く)数列(等差数列の和の和・定積分)ベクトル(正八面体・面積の最小)微積分(2放物線と面積)
2024データの分析(分散・共分散・相関係数)微積分(定積分で定まる関数の最小)ベクトル(空間・垂線の足・面積)図形と方程式(放物線と円・領域の図示)
2025確率(さいころ3回・条件付き確率)微積分(3次関数と共通接線・定積分の最小)図形と数列(点列・漸化式・対数評価)三角関数とベクトル(合同な三角形)
2026確率(さいころの最大値・期待値)ベクトル(等面四面体・垂線・体積)数列(等差数列と連立漸化式)微積分(放物線と3次曲線・面積の最大)

新課程で範囲がはっきり狭まった

2025年度入試から出題範囲は 「数学 I、数学 II、数学 A(図形の性質、場合の数と確率)、数学 B(数列)、数学 C(ベクトル)」 と明示された。ここから読み取れることは大きい。

整数が範囲外になったぶん、確率・数列・ベクトルの比重が上がった。実際、新課程初年度の2025年度と2026年度は 「確率・微積分・数列・ベクトル」の4本柱がそのまま大問4題になっている。

出る場合の数と確率(条件付き確率・期待値を含む)、図形の性質、数列、ベクトル、そして数学 I・II の全分野(2次関数、図形と計量、データの分析、図形と方程式、三角関数、指数・対数、微分・積分)
出ない整数の性質(2022年の大問1のような問題はもう出ない)、統計的な推測、平面上の曲線と複素数平面、数学 III の微分・積分

分野の頻度

8年間の32題を分野別に数え直すと、次のようになる(融合問題は主分野で数えた)。

分野8年中特徴
確率(場合の数と確率)7出ないのは2024のみ。条件付き確率はほぼ毎年、期待値も新課程で復活
微分・積分(数学 II)73次関数の増減・接線・面積。文字定数入りが基本
図形と方程式・図形の性質・図形と計量6軌跡、通過領域、五心、正弦定理・余弦定理
数列5漸化式を置きかえて等差・等比に帰着させる型
ベクトル42023年以降4年連続。空間の四面体が中心
三角関数22021、2025
整数・データの分析各1整数は新課程で範囲外、データの分析は範囲内

小問の並べ方には型がある

型構造と対処
A。道具を作らせてから使わせる で内積・一般項・接線の方程式など、あとで何度も使う「道具」を求めさせる。 を落とすと以降がすべて崩れる。広大の大問はほぼこの構造である。
B。具体 一般 で 、 や の場合を計算させ、 以降で一般の へ。数列と確率に多い。
C。場合分けの要求文字定数入りの最大・最小。変数が2つあって条件式で1つに減らす一手間が必ず入る。
D。条件付き確率 で分母と分子にあたる確率を別々に求めさせ、最後に組み合わせる。 どちらが条件でどちらが事象かを取り違えるのが最大の失点源。

難易度と目標

全体としては標準〜やや難。奇問はほとんど出ないが、計算量が多く、最終小問だけが一段跳ね上がるという設計である。 は教科書傍用問題集の水準で、ここを4題ぶん確実に取るだけで おおよそ半分の得点になる。

目標は2完+2半(60点前後)。経済学部(昼間コース)のように数学の配点が大きい学部では3完(75点前後)を狙いたい。1題に固執して他題の を落とすのが最悪の失敗である。

時間配分の目安は次のとおり。

0–5分4題すべてに目を通し、解けそうな順に並べる
5–30分最も得意な1題を完答 30–55分:2題目を完答
55–85分3題目。完答できなくても は必ず書く
85–110分4題目の 、手つかずの小問を拾う 110–120分:見直し

広大文系数学の対策の進め方

広大文系の数学は、出題の形が年度をまたいでよく似ています。だから形式と頻出分野を先に押さえてから演習するほうが、いきなり過去問に入るより速く仕上がります。

  1. 広大文系数学の出題形式と頻出分野をつかむ

    広大文系の数学は120分で大問4題、完全記述式です。単純に割ると1題あたり約30分で、見直しの時間を引くと実際にはもっと短くなります。2019〜2026年度(8年分)の出題を分野別に数えると確率・微分・積分・図形と方程式・図形の性質・図形と計量が多く、ここが得点源にも失点源にもなります。

  2. 年度別の出題一覧で、過去問を解く順番を決める

    このページの年度別の表を見て、確率のように毎年出ている分野から過去問に当たると、手をつけた順に積み上がります。

  3. 本番と同じ形式で、答案を仕上げる

    最後は本番の形式で通して解き、答案として書ききる練習をします。合格答案をつくる 広大文系数学は、この分析をもとに書き下ろした予想問題5回分に、どこで何点入るかを示した採点基準を付けたものです。

広大文系数学について、よくある質問

広大文系の数学は何分で何題ですか?
試験時間は120分、大問は4題、解答形式は完全記述式です。単純に割ると1題あたり約30分で、見直しの時間を引くと実際にはもう少し短くなります。
広大文系の数学で頻出の分野はどこですか?
8年分の出題を分野別に数えると、確率(場合の数と確率)(7題)、微分・積分(数学II)(7題)、図形と方程式・図形の性質・図形と計量(6題)が多く出ています。ページ内の分野別グラフで全体の偏りを確認できます。
広大文系の数学は何点を目標にすればよいですか?
目標は2完+2半(60点前後)。
広大文系の数学は記述式ですか?
広大文系の数学は完全記述式です。答えの数値だけでなく、途中の論証を最後まで書ききる力が問われます。
広大文系の数学の過去問は何年分さかのぼるべきですか?
このページでは2019〜2026年度の8年分を年度別・分野別の表に整理しています。まとめて並べると、分野の配置や小問の型がどこまで固定されているかが見えてきます。

合格答案をつくる シリーズ

広大文系数学の予想問題集

このページの2019〜2026年度(8年分)の出題分析をもとに書き下ろした、広大文系数学のオリジナル予想問題集です。本番と同じ形式の問題に加えて、どこで何点入るかを示した採点基準と別解を収録しています。

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