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京都大学 2019年度 前期日程 文系
第3問 命題と論証の解答・解説
全称と存在・2次不等式・必要十分条件・領域図示当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12
問題文について
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「すべての実数 に対して、ある実数 が をみたす」ための の必要十分条件を求め、 の範囲を図示する
答 または 。 の範囲は、座標平面から「 かつ 」の部分(第1象限と正の軸・原点)を除いた残り
の符号で3つに分けるのが素直だが、先に「 なら で終わり」「 ならグラフが下に開くので終わり」と十分性を押さえてしまうと早い。残るのは かつ の場合で、そこでは を取れば不成立が示せる。
十分性。 次の2つの場合は、どんな に対しても がとれる。
- のとき: とすれば 。 に関係なく成り立つ。
- のとき: は で に発散するので、十分大きい をとれば負になる。これも に関係ない。
必要性。 逆に かつ とする。 ととると
なので、 をみたす は存在しない。つまり命題は成り立たない。
以上より、命題が成立するための必要十分条件は
である。 の範囲は、座標平面全体から「 かつ 」の部分( 軸の正の部分と 軸の正の部分、原点を含む第1象限)を取り除いた残りである。
を 通り( など)とり、 を から まで 刻みで動かして「 をみたす があるか」を頂点と まで含めて判定すると、結果は「 または 」と1件も食い違わなかった。
「すべての に対して、ある が…」という入れ子の順番を読み違えない。 を先に与えられてから を選ぶので、 は に応じて変えてよい。
の場合に「判別式 」と考えると、 が自由に動くのでほとんどの で成り立つが、 だけが問題になる。そこで だと破れる、という形で必要性が出る。
(1次または定数)の場合を忘れない。 なら はとれるが、 では が必要になる。上の「 をとる」議論はこの場合も同時に片づけている。
境界の扱いに注意する。(原点)は条件をみたさない。除く側に入る。
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