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大阪大学 2025年度 前期日程 文系

第2問 数列の解答・解説

漸化式・恒等式の証明・数学的帰納法・和の入れかえ当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。文系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/14時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1)、 で定まる数列 について、正の整数 に対し を示す

答、 を代入すると、 の係数が になる

両方の項から をくくり出す。

漸化式より

である。左辺に代入すると

である(、 が効く)。中括弧の中は

である( より なので割ってよい)。よって左辺は に等しい。

を具体的に書くと で、 である。ただし (1)(2) を解くのにこの式は要らない。

の 組すべてで、分数のまま等式が成り立った。

を約分して にするところが要点。ここで が消えるので、残りが の形にまとまる。

(2)正の整数 に対して を示す

答 とおくと、(1) を の組すべてで足すと が出る。 より帰納法

(1) を として で足し、出てくる項を で整理する。

とおく。 についての帰納法で を示す。

のとき である。

と仮定する。(1) で とおくと なので

である( で なので使える)。これを から まで足すと、右辺の和は である。よって

である。ここで

とおくと である。

1つめの和は と置きかえると が に対応し、 なので

である( の係数は なので足しても変わらない)。2つめの和はそのまま

である( の係数は )。2つを足すと、 の係数は

で によらない。よって

である。帰納法よりすべての正の整数 で である。

であることを知っていれば、 の係数比較が (2) そのものである。高校範囲では使えないが、(1) の等式はこの事実を初等的に手渡すための足場になっている。

で分数のまま計算して、すべてちょうど だった。

添字の置きかえ のあと、和の範囲が から になる。これを から に広げてよいのは係数が だから。

と はどちらも「添字の和が一定」の形。 では和が 、 では である。混同しやすい。

▸ 別解: を1つずらす見方

(1) の等式は「 を、 が1つ大きい2つの積の重みつき平均で書き直す式」である。重み と は足して にはならないが、 を固定して全部足すと、各 の重みがちょうど ずつに揃う。

この「係数が によらず になる」ところが仕掛けで、 という引き算の打ち消しから来ている。 の具体形を一切使っていないことに注意する。

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