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大阪大学 2024年度 前期日程 文系

第2問 空間ベクトルの解答・解説

空間の直線・ねじれの位置・垂直条件・存在と一意性当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。文系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/14時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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座標空間内の直線 と 軸はねじれの位置にあるとする。 と 軸の両方に直交する直線がただ1つ存在することを示す

答 上の点 と 軸上の点 で が両方向に垂直になるものを探すと、 から がそれぞれただ1通りに定まる

求める直線は両方と交わるので、交点の組 を決める問題に直す。

軸の方向ベクトルを とし、 軸上の点を と書く。 上の1点を 、方向ベクトルを ()として、 上の点を

と書く。

ねじれの位置から出る条件。 と 軸は平行でないので は の実数倍ではなく

である。また と 軸は交わらないので、どの でも である。

求める直線の言いかえ。2直線が「直交する」とは垂直に交わることなので、求める直線 は 軸とある点 で、 とある点 で交わる。 なので は直線 であり、その方向は である。したがって

をみたす をすべて求めればよい。逆に をみたす があれば、直線 は条件をみたす直線である。

を解く。

なので、1つめの条件は

である。つまり が決まれば はただ1通りに決まる。2つめの条件は、第3成分が であることを使って

すなわち

である。 なので

とただ1通りに定まり、続けて もただ1通りに定まる。

まとめ。 をみたす はちょうど1組である。この に対して (ねじれの位置だから)なので直線 が定まり、これは 軸とも とも垂直に交わる。逆に条件をみたす直線は必ずこの から来るので、そのような直線はこの1本だけである。

の第3成分を にする、という1つめの条件が「 軸と直交する」をそのまま座標で書いたもので、ここで が消費される。残った2つめの条件が だけの1次方程式になり、係数 が でないことが「平行でない」から出る。ねじれの位置という条件の2つの中身(平行でない・交わらない)が、それぞれ一意性と に効いている。

無作為な 万本で、求めた がつねに条件をみたした。

「直交する」を「垂直なだけ(交わらなくてよい)」と読むと、答えは無数になる。日本語の「2直線が直交する」は垂直に交わること。

を言わないと について割れない。ここが「平行でない」の使いどころ。

だと直線 が定まらない。交わらないことを使って排除する。

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