「2026 年に向けて教材作成ツールを比較したいが、AI×LaTeX 系のツールが乱立して選びきれない」── 教員・塾講師の共通悩みです。本記事では、AI で問題を生成し LaTeX で組版して PDF/Web で配布できる 主要 4 ツールを実用観点で徹底比較 し、用途別のおすすめと切り替え判断基準まで示します。問題作成 AI を無料で始めたい方から、本格運用したい方まで対応する選び方ガイドです。
この記事の結論
- 2026 年版の教材作成ツール比較で見るべき軸は『AI × LaTeX × 配布形式』の 3 点セット
- 個人〜小規模なら Overleaf+ChatGPT 無料、毎週運用は Eddivom が最短
- Notion AI+LaTeX は教材ドキュメント管理と相性が良い
- 教材 PDF を自動生成するときのキモは『LaTeX 統一』と『教員の最終検算』
教材作成ツールを比較するときの選定基準
教材作成ツールを比較するときに本質的に効くのは、次の 5 基準です。「どれが万能か」ではなく「自分の運用に合うか」で選ぶのが正解です。
| 基準 | 何を見る |
|---|---|
| ① AI 統合 | 問題下書きを生成 AI で自動化できるか |
| ② LaTeX 対応 | 物理・数学の数式を綺麗に組版できるか |
| ③ 出力形式 | PDF・Web・印刷物に対応するか |
| ④ 共有・配布 | 生徒・他教員と共同編集/配信できるか |
| ⑤ 料金 | 無料/個人/チームの価格帯 |
主要 4 ツールの比較マトリクス
| ツール | AI 統合 | LaTeX | 出力 | 教材保管 | 料金 | 想定ユーザ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Eddivom | ◎(教材特化AI) | ◎(標準対応) | ローカル保存運用 | 個人〜 | 教員・塾講師の毎週運用 | |
| Overleaf+ChatGPT | △(手動連携) | ◎(本家) | プロジェクト保管 | 無料〜有料 | 個人教員・大学院生 | |
| Notion AI+LaTeX | ○(汎用AI) | ○(KaTeX) | Web / PDF | ワークスペース | 月8〜10ドル | 教材ドキュメント管理重視 |
| Google Docs+拡張 | ○(Gemini連携) | △(Auto-LaTeX等) | PDF / Web | Drive | 無料 | 既存運用継続したい人 |
Eddivom|教員の毎週運用に最短のワークフロー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | AIで問題下書き → LaTeX 整形 → PDF出力までブラウザ1つで完結する教材作成 AI |
| 強み | 物理・数学の数式組版に最適化、ローカル LaTeX 環境構築が不要、毎週運用前提の設計 |
| 弱み | サーバー側に教材を蓄積するライブラリ機能は持たない(PDFローカル保存運用が前提) |
| 向くユーザ | 高校教員・塾講師・予備校講師・教材制作者の毎週の小テスト・類題作成 |
| 関連 | Eddivom(apps) |
Overleaf + ChatGPT|問題作成 AI を無料で始めたい人向け
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | LaTeX オンラインエディタ Overleaf に、ChatGPT 等で生成した数式を貼り付ける伝統的な組み合わせ |
| 強み | LaTeX の本家機能をフル活用、共同編集も可能、無料でかなり使える |
| 弱み | AI 連携は手動(コピペ)、テンプレ管理は自前 |
| 向くユーザ | 個人教員・大学院生・LaTeX に慣れている人 |
| 料金 | Overleaf 無料プラン+ChatGPT 無料版で開始可能、Overleaf Pro $19/月 |
Notion AI+LaTeX|教材ドキュメント管理と統合したい人向け
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | Notion の汎用ドキュメント管理に、KaTeX による数式と Notion AI を組み合わせる |
| 強み | 教材・授業計画・生徒記録を1ヶ所で管理、AI で下書き生成も可能 |
| 弱み | LaTeX → PDF の組版品質は Overleaf に劣る |
| 向くユーザ | 教材+授業計画+振り返りを統合管理したい人 |
| 料金 | Notion 無料+Notion AI $8/月(年払い) |
Google Docs+拡張|既存ワークフローを変えたくない人向け
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | Google Workspace の延長で、Auto-LaTeX Equations や Gemini と組み合わせる |
| 強み | 学校の既存 Google アカウントでそのまま使える、印刷・配布が簡単 |
| 弱み | LaTeX 組版品質は Overleaf に劣る、複雑な数式で崩れやすい |
| 向くユーザ | 学校で Google Workspace を運用、追加ツール導入のハードルを下げたい人 |
| 料金 | Google Workspace の範囲内、Gemini はプランに依存 |
ユースケース別おすすめ
個人教員・初めての AI×LaTeX
Overleaf+ChatGPT 無料で開始 → 慣れたら Eddivom で毎週運用
毎週の小テスト・類題を量産したい
Eddivom。AI問題生成→LaTeX→PDFが最短、出力をローカルに溜めて運用
教材+授業計画を1ヶ所で管理したい
Notion AI+LaTeX。ドキュメント管理と教材作成の統合が強み
学校で既存運用を変えたくない
Google Docs+Auto-LaTeX。既存アカウントで開始、数式が増えたら Eddivom 併用
LaTeX を本格的に学びたい大学院生
Overleaf+ChatGPT。本家LaTeX機能をフル活用
よくある質問(FAQ)
2026 年に教材作成ツールを比較するとき、最も大事な観点は何ですか?
『AI 統合』と『LaTeX 対応』の 2 軸です。AI 統合がないと下書きを毎回手書きすることになり、LaTeX 対応がないと数式の組版品質で生徒が読みづらくなります。この 2 軸を満たすツールを最低基準にしてください。
問題作成 AI を無料で始めるなら、どの組み合わせが実用に耐えますか?
Overleaf 無料プラン+ChatGPT 無料版が最強です。LaTeX 組版品質は本家、AI も日常的な定期テストレベルなら無料版で十分。複雑な単元横断問題や精密な検算が必要なら有料版を検討してください。
テスト作成を完全に AI 任せにしてもよいですか?
いけません。AI が生成した問題は『教員の最終検算』が必須です。数値の整合性・公式の適用範囲・現実離れした値の 3 点を必ず確認してから配布してください。詳しくは『ChatGPT で物理の問題を作るプロンプト集』の品質チェック節を参照。
教材 PDF の自動生成は、LaTeX を知らなくてもできますか?
Eddivom や Notion AI+KaTeX のような『LaTeX を裏で扱ってくれる』ツールなら、最低限の記法だけ知っていれば実用可能です。本格的に使うなら『LaTeX 数式 物理 完全チートシート』で頻出 50 項目を覚えておくと、品質と速度が一段上がります。
ツールを途中で乗り換えるときの注意点は?
LaTeX ソースで保管していれば、ほとんどのツール間で乗り換え可能です。Notion 独自記法・Google Docs 独自数式は変換が手間なので、最初から LaTeX ソースを正本として残す運用にすると将来の乗り換えが楽になります。
関連記事・参考文献
- AI プロンプト:ChatGPT で物理の問題を作るプロンプト集|定期テスト〜模試レベルを高速生成する実践テンプレート
- LaTeX 記法:LaTeX 数式 物理 完全チートシート|高校・大学物理でよく使う記法 50 選
- ワークフロー全体:AI と LaTeX で教材作成を自動化|下書き → 整形 → 展開を 1 日 30 分に
- Overleaf 詳細:Overleaf 無料プランで物理レポートを書く完全ガイド


