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Overleaf 無料 使い方 完全ガイド|物理レポートを書く5ステップ【LaTeX 図表・参考文献】

Overleaf 無料 使い方 を、物理レポートを実例にして登録 → テンプレ選び → LaTeX 数式・図表 → BibTeX 参考文献 → PDF ビルドの5ステップで解説。Overleaf 物理 レポートで詰まりやすいポイントと、LaTeX 図表 入れ方の最短手順を、教員・大学生・大学院生向けにまとめます。

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Overleaf 無料 使い方 完全ガイド|物理レポートを書く5ステップ【LaTeX 図表・参考文献】

この記事はこんな方へ

Overleaf を無料で使い始めて物理レポート(実験レポート・卒論)を書きたい大学生・大学院生・教員向け。LaTeX の基本〜図表挿入〜参考文献までを最短で押さえたい人。

この記事でわかること

  • Overleaf 無料プランの使い方を、物理レポートを例に 5 ステップで体得できる
  • Overleaf で物理レポートを書くときに頻出する数式・図表・参考文献を一発で書ける
  • LaTeX で図表を入れる手順(graphicx, subfigure)と BibTeX 参考文献の流れがわかる
  • Overleaf 無料プランの制限と、有料に切り替える判断基準がはっきりする

Overleaf 無料プランの使い方を最短で覚えて、物理レポートを書きたい」── 大学 1 年〜大学院生から最も多い相談です。Overleaf はオンラインで動く LaTeX エディタで、インストール不要・PC 性能不問・共同編集可 という強みがあります。本記事では Overleaf で物理レポートを書く 5 ステップ を、図表挿入と参考文献まで含めて 1 ページで完結させます。

この記事の結論

  • Overleaf 無料プランの使い方は『登録 → テンプレ → 数式 → 図表 → 参考文献 → ビルド』の 5 ステップ
  • 物理レポートでは article クラス + amsmath + graphicx + bm + biblatex の 5 パッケージで足りる
  • LaTeX で図表を入れるなら \includegraphics と figure 環境の組み合わせで完結
  • BibTeX 参考文献は .bib ファイルに DOI から自動取得が最短

Step 1|Overleaf に無料登録してプロジェクトを作る

Overleaf を使う最初の一歩は、登録 → 新規プロジェクト作成です。

操作手順
アカウント作成overleaf.com → Register(Google / GitHub 連携可)
新規プロジェクトダッシュボード「New Project」→ Blank Project(または Templates)
言語設定プロジェクト設定で Compiler を pdfLaTeX か XeLaTeX に(日本語は LuaLaTeX 推奨)
日本語対応\usepackage{luatexja}(LuaLaTeX 使用時)または documentclass{ltjsarticle}

Step 2|物理レポート向けテンプレートと最低限のパッケージ

Overleaf で物理レポートを書くときに必要なパッケージは 5 つだけです。これでレポートの 9 割が書けます。

\documentclass[a4paper,11pt]{ltjsarticle}
\usepackage{amsmath, amssymb}  % 数式
\usepackage{bm}                 % 太字ベクトル \bm{F}
\usepackage{graphicx}           % 図の挿入
\usepackage[backend=biber]{biblatex}  % 参考文献
\addbibresource{references.bib}

\title{力学レポート:単振動の周期測定}
\author{森 祐太}
\date{\today}

\begin{document}
\maketitle

\section{目的}
ばね振り子の周期を測定し、$T = 2\pi\sqrt{m/k}$ の関係式が成り立つかを検証する。

\section{原理}
復元力 $F = -kx$ から運動方程式 $ma = -kx$ が得られ、$\omega^2 = k/m$ より周期は
\begin{equation}
T = 2\pi\sqrt{\frac{m}{k}}.
\end{equation}

\section{実験方法}
\section{結果}
\section{考察}
\section{参考文献}
\printbibliography
\end{document}

Step 3|LaTeX 数式の書き方(物理頻出パターン)

物理レポートで頻出する数式パターンを早見表で。詳細はLaTeX 数式 物理 完全チートシートに50項目まとめています。

用途コード出力
番号付き数式\begin{equation} F = ma \end{equation}(番号付き)
連立\begin{align} a &= b \\ c &= d \end{align}2行揃え
ベクトル\bm{F} = m\bm{a}
偏微分\frac{\partial f}{\partial x}
積分\int_0^T v\,dt

Step 4|LaTeX で画像と表を綺麗に挿入する

LaTeX で図表を入れるときは、graphicx パッケージで完結します。

画像(実験データのグラフなど)

\begin{figure}[h]
  \centering
  \includegraphics[width=0.8\linewidth]{figures/period-vs-mass.png}
  \caption{ばね振り子の周期 $T$ と質量 $m$ の関係。点は実験値、実線は理論値 $T=2\pi\sqrt{m/k}$。}
  \label{fig:period}
\end{figure}
オプション効果
[h]この場所に表示(here)
[t]ページの上部
[b]ページの下部
width=0.8\linewidth行幅の80%
\caption{...}キャプション
\label{fig:...}参照用ラベル

\begin{table}[h]
  \centering
  \caption{測定結果}
  \begin{tabular}{ccc}
    \hline
    質量 $m$ [kg] & 周期 $T$ [s] & 理論値 \\
    \hline
    0.1 & 0.45 & 0.44 \\
    0.2 & 0.63 & 0.63 \\
    0.3 & 0.77 & 0.77 \\
    \hline
  \end{tabular}
  \label{tab:measurements}
\end{table}

Step 5|BibTeX 参考文献を半自動で揃える

BibTeX 参考文献 は、references.bib という別ファイルに引用情報をまとめて、本文から \cite{...} で呼び出します。

references.bib の例

@article{Roediger2006,
  author = {Roediger, Henry L. and Karpicke, Jeffrey D.},
  title = {Test-Enhanced Learning},
  journal = {Psychological Science},
  volume = {17},
  number = {3},
  pages = {249--255},
  year = {2006},
  doi = {10.1111/j.1467-9280.2006.01693.x}
}

@book{Goldstein2002,
  author = {Goldstein, Herbert and Poole, Charles and Safko, John},
  title = {Classical Mechanics},
  edition = {3rd},
  publisher = {Addison-Wesley},
  year = {2002}
}

本文での引用

本実験は Roediger ら~\cite{Roediger2006} の手法を物理学習に応用したものである。
古典力学の理論的背景は Goldstein~\cite{Goldstein2002} を参照。

PDF ビルドと共有・共同編集

操作方法
ビルド右上「Recompile」ボタンまたは Ctrl+Enter
共有右上「Share」→ メールアドレス入力(無料は1人まで共同編集可)
履歴「History」タブ(無料は24時間まで)
ダウンロード「Download PDF」または「Source」(.zip)

Overleaf 無料プランの制限と有料化判断

項目無料Personal ($21/月)Standard ($42/月)
プロジェクト数無制限無制限無制限
コラボレーター1人10人10人
履歴保持24時間1年無制限
Git 統合×
Dropbox 統合×
ビルド時間上限1分4分4分

よくある質問(FAQ)

Overleaf 無料プランで日本語が文字化けします。どうすれば?

Compiler を LuaLaTeX に設定し、ドキュメントクラスを ltjsarticle にしてください。pdfLaTeX のままだと日本語は通りません。プロジェクト設定(左の歯車)から変更できます。

Overleaf で物理レポートを書くとき、実験データのグラフはどう貼ればいいですか?

Excel・Python(matplotlib)で作った PNG/PDF を Overleaf にアップロードし、\includegraphics{figures/xxx.png} で貼ります。PDF で貼るとベクター画像になり、拡大しても綺麗です。matplotlib なら savefig('xxx.pdf') が推奨。

LaTeX で図表を入れたら、図がずれて配置されます。

[h] や [t] は『この付近に置いてほしい』というヒントで強制ではありません。強制するなら [H](要 float パッケージ)。ただし [H] を多用すると組版が崩れるので、基本は LaTeX に任せて [tb] あたりが推奨です。

BibTeX 参考文献 がビルドされません。

biblatex を使う場合、Compiler が biber に対応している必要があります(pdfLaTeX のままで biber を呼ぶ設定)。または旧来の \bibliographystyle と \bibliography を使う BibTeX 方式でも可。最初は biblatex+biber が推奨。

Overleaf 無料 で共同編集が1人までだと足りません。

招待リンクなら閲覧は何人でも可能ですが、編集は1人まで。チームで編集するなら Personal プランへ。または Git 連携で各自ローカル編集→PR運用も可(要有料)。

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