東京大学 2026年度 前期日程 文科
第4問 微分法・図形と方程式の解答・解説
3次曲線の接線・正接の加法定理・60°で交わる3直線・3直線が作る三角形の面積当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/05
問題文について
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(1) を で表す
答
方針正接の加法定理に を入れるだけ。範囲 は、分母が にならないこと()を保証している。
(2)条件をみたす が存在する の範囲を求める
答
方針 の における接線は 。3本がどの2本も で交わるとは、傾きの角が と並ぶこと。原点での傾きを とおけば、残り2本の傾きが決まる。
接線は 。原点()での傾きは なので、 とおく。 の接線の傾きはそれぞれ でなければならない。
の 座標を とすると 、つまり 。 が要るので、これが正であることが条件。(1) を使って
同じように を使って
だから、2つとも正になる条件は かつ 、すなわち 。 より
答案で省略しない方がよい点
- ()が条件の本体。 が原点と異なることが、この不等式になって効く。
- は (1) の を に替えるだけ。別に加法定理を立て直さない。
(3) となる の値を求める
答
方針 を決めると3本の傾きは完全に決まる。動けるのは の符号だけで、面積は2通りの値しか取らない。その比が になる条件を書く。
3本の接線 が作る三角形の面積は
の接線は 。代入して整理すると
は (2) で決まった値に固定され、動けるのは符号だけ。 を とすると、 は
- 同符号のとき …
- 異符号のとき …
なので 。よって で、 は と同じこと。 として から 、つまり 。
(2) の計算から( を入れて)
したがって
なので (2) の範囲に入っている。 の場合は となり範囲外。
検算
では なので 。確かに で 、。
答案で省略しない方がよい点
- の符号を変えても は変わらないので、接線の傾きは変わらず切片だけ変わる。面積が2通りしかないのはこのため。
- であって ではない。 と の両方が を含むことに注意。
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