三重大学 2026年度 前期日程 数学②(医学部医学科・工学部)
第1問 小問集合の解答・解説
円を表す条件・内分点と内積・加法定理・対数の大小比較・複素数平面の1次変換当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/06
問題文について
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掲載ページ名「令和8年度 一般選抜(前期日程・後期日程)過去問題」/2026/10/06に当サイトでリンク先を確認。 公開年度は大学側の都合で入れ替わることがあります。
(1) のとき、 が円を表す の範囲を求める(1点は円とみなさない)
答 または
方針 の係数をそろえてから平方完成する。「円」=右辺が正であり、 なら1点、 なら解なし。問題が「1点は円とみなさない」と断っているので、不等号は等号を含まない。
をまとめると
より なので、全体を で割れる。平方完成して
円になる条件は右辺 。 を掛けて
よって または 。前提の と合わせて
検算
のとき右辺は になり、図形は1点に縮む。 のときは で、右辺が となり解なし。どちらも範囲から外れている。
答案で省略しない方がよい点
- を先に確認してから割る。 という条件はそのためにある。
- 「1点は円とみなさない」ので ではなく 。境界 は含まない。
- は と因数分解できる。解の公式を使うなら判別式 から 。
(2) とし、辺 を に内分する点を とする。 を で表し、 を求めて と を比べる
答、。 なので は より小さい
方針角の大小は、角そのものを出さずに余弦の大小で決める。 は から で単調減少なので、 なら 。
の内分点なので、 側の重みが大きくなる。
座標にすると 。
、 だから
で、 では が減少するから 。つまり より大きくはない。
検算
で、確かに より小さい。内積が正なので鋭角であることとも矛盾しない。
答案で省略しない方がよい点
- の内分は 。係数を取り違えて としない。
- 「 より大きいか」と問われている。 が大きいほど角は小さいので、不等号の向きが反転する。
(3) のとき をみたす ()をすべて求める
答
方針 は具体的に決まっていないが、使われているのは だけ。加法定理で左辺-右辺第1項を1つの にまとめると、 が消える。
を使うと
よって方程式は によらず
- … で
- …
以上4つ。
検算
でも でも でも、この4つで等式が成り立つことを数値で確かめた。 の取り方によらない。
答案で省略しない方がよい点
- で割らない。 の解 が消える。
- も範囲に入る()。一方 は入らない。
- が消えることに気づかないと、場合分けを始めて行き詰まる。使える情報は だけ。
(4) と の大小、および と の大小を調べる
答、
方針前半は底をそろえて真数の大小に持ち込む。後半は差の共通部分を落として と の比較にし、そこで前半の結果をそのまま使う。2つは独立した問いではない。
前半。 、。底 なので真数の大小がそのまま効いて
後半。 真数を分解すると、どちらも が出てくる。
よって比べるのは と 。 と置くと で、 だから
ここで前半が効く。 すなわち だから 。したがって
よって となり、。
検算
数値では 、。また 、。
答案で省略しない方がよい点
- であることが要。 で止めず、2乗して と比べるところまで進める。
- の値を小数で「だいたい 」と置いて済ませない。前半の結果から が厳密に言える。
- 底の変換は 。 と混同しない。
(5) 上を が動くとき、 の描く図形を求める
答中心 、半径 の円
方針 は の1次式なので、回転と拡大と平行移動しか起きない。円は円のまま写る。 について解いて条件式に入れるか、 と置いて直接代入するかのどちらでもよい。
( は実数)と書けるので、そのまま代入する。
なので分子の定数部分は 。よって
で、 は単位円を一周する。したがって は
すなわち中心 、半径 の円。 が から を動けば一周するので、円全体が描かれる。
別解 について解く
を に入れる。
だから 、両辺を で割って同じ式になる。
検算
中心は の中心 を同じ式で写した点: で一致する。半径は元の に を掛けたもの。
答案で省略しない方がよい点
- 1次式なので円は円に写る。わざわざ と実部虚部に分けて計算すると、見通しが悪くなる。
- 半径は 。 の実部 と取り違えない。
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