名古屋市立大学 2026年度 前期日程 医学部医学科
第4問 微分積分の解答・解説
差をとると簡単になる関数・和積の公式・望遠鏡和・無限級数の和当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/06
問題文について
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掲載ページ名「令和8年度 前期日程 医学部 数学」/2026/10/06に当サイトでリンク先を確認。 公開年度は大学側の都合で入れ替わることがあります。
(1)正の整数 について を計算する
答
方針分母が共通なので、分子の の差に和積の公式を当てる。分母の がそのまま約分されるように作られている。
に 、 を入れる。、 だから
検算
、 で左辺は 、右辺は で一致。
答案で省略しない方がよい点
- という定数になる。これが (2) で効く。
(2) を で表す
答
方針(1) の両辺を から まで積分する。左辺を から まで足すと途中が消えて だけ残り、右辺からは が出てくる。
まず右辺を積分する。 に注意して
左辺を から まで足すと、間の項が消えて
だから 。したがって
検算
なら左辺は 。右辺は から を引いた値で、数値積分すると同じ値になる。
答案で省略しない方がよい点
- を忘れない。足し合わせで残るのは であって ではない。
- の下端は であって ではない。ここから が出る。
(3) を求める
答
方針 は「なめらかで有界な関数 激しく振動する 」の積分。部分積分で振動する側を1回移すと、 の大きさに落ちる。
、 と置くと 。
で だから、 はこの区間で連続かつ微分可能で、 も も有界。部分積分すると
、 とすると
よって 。
検算
数値積分すると 、、、。符号は振れながら、大きさはおよそ で減っている。
答案で省略しない方がよい点
- が と の間を動くから、といった理由では に行くことは言えない。振動の速さが効いていることを、部分積分か区間の分割で示す。
- 区間が で、 が になる を含まないことが前提。 だったらこの議論は通らない。
(4)無限級数 の和を求める
答
方針(2) の等式で とするだけ。(3) で を示したので、残るのは定数項だけになる。
。
検算
実際に 万項まで足すと で、 にごく近い。収束がゆっくりなのは、 が交代級数のようにきれいに符号を変えないため。
答案で省略しない方がよい点
- (1)〜(3) が全部ここにつながっている。(3) を示さずに「 は だろう」と飛ばすと、この小問の根拠がなくなる。
- は発散するが、 の符号が不規則に変わるおかげでこの級数は収束する。絶対収束はしない。
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